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音楽大学の入学試験


グラーツの音楽大学に留学した学生の体験談です。


音楽大学ピアノ科では、入試は実技、音楽理論の二種類に分けて行われました。

音楽理論

まず、音楽理論の試験ですが、辞書の持込みが可能でした。音大は外国人留学生が非常に多いため、試験官の先生もドイツ語が理解できない入試生への対応も的確で、言葉が理解できないという心配はほとんどありませんでした。試験の内容としては、日本からの音楽生にとってはそんなに難しくないものです。単純なメロディの聴音や和声の機能、調や拍子の見分け、また音から楽器を聞き分けるなど、基本的な音楽理論が中心です。この理論の試験結果は数日後に発表され、パスした人のみ実技試験を受けることができます。

実技

実技試験のプログラムは、バロック(バッハ)、エチュード、古典派、ロマン派・近現代で、その中から当日教授の要求する曲を弾くことになります。ソナタなど全楽章弾かされることはまずありません。基本的に公開試験なのですが、私の知る限りでは聴衆がいたことはありません。

指導教官

音大を受けるに当たって、もし決まった先生に付きたいという希望があれば、願書に希望する教授を書く欄があるので記入します。その場合、可能なら入試の前にその先生とコンタクトを取り、準備した曲を聴いてもらったりレッスンをしてもらうことをお勧めします。

ドイツ語学習の義務

音大は大きく演奏家コースと教育科に分かれ、演奏家コースは入学後一年以内に、教育科は入試の前に指定されたドイツ語検定試験が義務付けられています。

年々、入学したい人の数が増えているため、入試は狭き門となっているのが現状だと思います。


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